【完全攻略ウルトラマラソン練習帳】でサブ10にチャレンジ 水都大阪100kmウルトラマラニック レース編

ウルトラマラソン

こんにちは、アジョシランナーのカンです。

無謀にも53歳にしてウルトラマラソンに初挑戦です。やるからには、結果を出したいと思ってしまう僕は、フルマラソンでもお世話になった岩本能史コーチに再びお願いすることにしました。

それは【完全攻略ウルトラマラソン練習帳】という【限界突破マラソン練習帳】の姉妹本にあたるウルトラ版の赤い本です。

トレーニングは、実際13週間のところ、2023/2/26の大阪マラソンに出走するため、レース2日後の2/28から4/22までの8週間。メニューは5週間分はカットして、6週目から13週目のメニューで592km走りこんできました。今回は、レース編となります。最後までお付き合いください。

目標は

やるからには、「本気」で初ウルトラでサブ10(10時間切り)狙います。

なぜなら、直近のフルマラソンが3時間15分28秒だったので、「F2.7」の公式では、ウルトラを8時間47分45秒で走れるポテンシャルがあるからです。もうやるしかない!。

ターゲットレースは

2023年4月23日開催の「水都大阪100kmウルトラマラニック」。因縁のある大会で2020年に初参加でエントリーしていたのですが、新型コロナの影響で中止に...そこから3年の月日が流れ、「大阪城でレッドカーペットを通ってゴールする」という、ずっと憧れていたコースが復活したので、今回は3年前のリベンジに燃えております。

「水都大阪100kmウルトラマラニック」とは

今回で14回を迎える大会で、手作り感が満載でエイドも充実していて、ほのぼのとしています。コースは、大阪城をスタートして、淀川河川敷を駆け巡り、大阪城へ戻ってくるというコースです。種目は100kmと70km、制限時間は100kmが最大15時間、70kmが最大11時間。

マラニックということで、順位表彰はありませんが、完踏者(完走者)には完踏メダルと完踏証を贈られます。14回大会の完走率は、100kmが 出走316人で完走261人、完走率82.6% 70kmが出走280人で完走259人、完走率92.5%、全体では87.2%でした。ウルトラの難易度はフラットなコースで、初心者でも参加しやすい大会となっています。

100km | ウルトラマラソン大会、大阪城、淀川河川、100km
大阪城スタートゴールの水都大阪100kmウルトラマラニック(ウルトラマラソン大会)

レース当日

当日は下記のようなスケジュールです。
3:00 起床、白湯
        朝食(食パン、コーヒー、ヨーグルト、バナナ、りんご、バターもち200g)Answer600
4:00 瞑想、足首テーピング
4:30 出発(自転車)
5:00 大阪城到着、経口補水液、バターもち100g
5:30 クエン酸水
6:00 スタート
スタート前に約2000kcal食べ過ぎ?

レース戦略&補給食

レース戦略としましては、【完全攻略ウルトラマラソン練習帳】のラップ通り5kmを28分21秒(キロ5分40秒ペース)のイーブンペースで。補給食は、特製ジェルとAnswer600とマルチビタミンを準備し、残りはエイド食、給水は5kmごとに。

ラップ給水補給食
60分前経口補水液バターもち100g
30分前クエン酸水
5km28:21
10km56:42
15km1:25:03特製ジェル
20km1:53:24
25km2:21:45特製ジェル
30km2:50:06マルチビタミン
35km3:18:27特製ジェル
40km3:46:48
45km4:15:09特製ジェル
50km4:43:30Answer600 300ml、エイド食
55km5:11:51特製ジェル
60km5:40:12Answer600 300ml、エイド食、マルチビタミン
65km6:06:33特製ジェル
70km6:36:54エイド食
75km7:05:15特製ジェル
80km7:33:38エイド食
85km8:01:57特製ジェル
90km8:30:18エイド食、マルチビタミン
95km8:58:39特製ジェル
100km9:27:00

結果は?

やらかしちゃいましたー
胃腸トラブルのため、41.88kmでリタイアという結果に。サブ10するぞと意気込んで臨みましたが、僕の初ウルトラは、ほろ苦デビューとなってしまいました。

意気揚々とスタートし、30km過ぎまで予定通りのラップを刻めていい感じで走れていましたが、突然「魔物」が襲いかかってきました。胃がカチカチになり、リュックのベルトが胃に当たってるだけで痛くなってきて、38kmくらいから走ることも出来ず、歩いて回復を待ってみたが、とうとう気持ち悪くなり吐いてしまった。そこから気力を振り絞って近くのエイドまで這うように歩き、リタイアを宣言、僕の初ウルトラは終わりました

目標通過タイム結果ラップ結果通過タイムコメント
5km28:2126:53ちょっとペース速い
10km56:4228:2655:19信号待ちで1分ロス
15km1:25:0328:301:23:49ペースが落ち着いてきた
20km1:53:2427:521:51:41いいペース
25km2:21:4527:452:19:26淀川1回目の折り返し
30km2:50:0627:442:47:10いいペース
35km3:18:2730:203:17:40おなかに異変が
40km3:46:4864:304:22:10胃がカチカチに
41.88km4:15:0945:105:07:20無念のリタイア

リタイヤ後の地獄

ここから「水都大阪ウルトラマラニック」の厳しさを味わうことになるとは、、、

スタート前に、リタイア後の説明がありました。その内容は、リタイアの場合、エイドでリタイアの宣言後は、自力で公共交通機関を使って、スタートの大阪城公園に帰って来てくださいというものでした。念のため、Pitapaと小銭を携帯したものの、そのときそれが必要になるとは夢にも思いませんでした。

豊里エイドでリタイア宣言後、胃が痛くてエイドの袖の雑草でうずくまったまま1時間ほど眠ってしまった。心配した救護スタッフに声を掛けられ、大阪城へ戻るよう促されました。胃痛は治まってなかったんですが、気力で立ち上がり、最寄りの太子橋今市駅まで歩き、ランスタイルのまま地下鉄に乗り込みました。谷町四丁目駅から大阪城へ向かう道でも、まともに歩けず休み休みなんとかたどり着いた。

大阪城に戻ってリタイアの報告をした14時ごろ、70kmや100kmのトップランナーたちが、ちょうどレッドカーペットでゴールしていた。あーうらやましい、でもしんど過ぎて、それどころでは無かったけど、、、さらに悔しかったのは、完踏メダルも完踏証ももらえず、エイド食も全く食べれず、もちろん記録も残っていないこと。来年こそは、絶対にレッドカーペットでゴールして、メダルも記録も獲得するぞと誓った!

振り返り

今回のレースでは、リタイアとなってしまいましたが、次回のためにも課題とよかったことをまとめてみました。

課題

・内臓が弱すぎる

過去にも30㎞レースで胃がカチカチになり、リタイア経験があります。練習でもロング走で固形物やジェルを試しましたが、しっくりくるものがわからずじまいでレースに臨みました。今後、練習で自分に合うものを試していくしかないですね。

・冷静さを失っていた

レース当日は、興奮状態になっていたようで普段と違うことをしてしまった。最大のミスは、いつも朝食では「きなこ餅」を食べていたのに、なぜか「バター餅」を食べたこと。以前にもこのパターンで胃痛でリタイアしていたのに、またやってしまった。今回のことで普段通りの冷静な状態で臨むことの大切さがわかった。

・水分補給

3~4月の早朝の涼しい時間帯で練習してきて、4月下旬のレース当日の気温上昇の計算が甘くて「脱水」になっていたのもリタイアの原因のひとつだと考えます。レースに近い状態で練習することも必要ということがわかった。

よかったこと

・自信を持ってレースに臨めたこと

練習で100km走り切る脚は出来ていたと思うので、自信を持ってスタートするところまでは行けた。

・失敗レースの経験ができたこと

普段通りやることの難しさがわかったことは、大きな収穫でした。練習から本番想定で取り組む必要性を感じた。

・エネルギーマネージメントの重要性がわかったこと

マラソンは食べるスポーツだということを体感しました。単純に糖質何グラム摂ったらいいっていうもんでのない。今後、いろいろ試して自分に合う補給食を見つけていく必要があると感じました。

まとめ

最後までお付き合いありがとうございます。「水都大阪ウルトラマラニック」のレース結果をレポートさせていただきました。リタイアという残念な結果でしたが、いい経験ができたと思い、前を向いていきたいと思います。来年こそは、リベンジしていい報告が出来ればと思います。

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