こんにちは、アジョシランナーのカンです。
お酒をやめたいと考えているあなた!
アルコール依存症の境界線(依存症初期の1歩手前)から、断酒3年継続中の僕が、断酒のために実践したことを紹介します。万人に当てはまるとは思いませんが、ひとつでも参考になれば幸いです。
断酒にはメリットだらけ
僕の経験上、断酒にはメリットがたくさんありました。代表的ものを以下の3点にまとめました。
・経済面‥アルコール代が浮いた ・健康面‥スリムになった ・時間面‥しらふの時間ができた
それぞれ解説いたします。
経済面
アルコール代が浮いたので、経済的に余裕ができました。具体的には、年間約16万円の支出を減らすことに成功しました。
浮いたお金は、趣味のランニングのギアやエントリー費、妻とのスイーツめぐり、NISAへの投資に回すことができました。
健康面
ほんとスリムになりました。断酒とランニングを組み合わせて実践したので2年間で、体重は73㎏→63Kg、腹囲は83cm→73cm、尿酸値は7.5mg/dl→6.1mg/dlと正常範囲に、10kg減とメタボ解消で服のサイズはXL→LまたMへとめちゃくちゃスリムになりました。
会社では、瘦せすぎて気付かれないこともしばしば、ほんと驚きの変化でした。
時間面
しらふの時間ができたので、とても生産的なことができました。夕食後からウォーキング、韓国ドラマ鑑賞、朝のブログ投稿などです。ウォーキングと韓国ドラマ鑑賞は、妻と一緒なので運動と楽しみを共有でき、夫婦関係はとても良好になりました。ブログ投稿は、アルコールが入ってない分、熟睡できているので朝の作業はとてもはかどりました。
以上ようなメリットでライフサイクルがいい感じに回りだしました。
断酒前の飲酒量
なぜ断酒できたのかの前に、どのくらい飲んでいたかといいますと、ほぼ毎日350mlの発泡酒を3〜6本。飲むタイミングは、晩酌はもちろん、会社帰りに自販機でビールを買ってプシュ、料理を作りながらプシュっとキッチンドリンカー、夕方からは常にほろ酔い状態でした。
家族には、酔っぱらって訳のわからんことを言っているおっさんだと思われていました。ほんと反省です。
次は、僕が断酒できた理由を紹介します。
なぜ断酒できたのか
僕の場合、やると決めたことを本気で継続出来たからだと考えています。
その目標とは、マラソンを速く走りたいということでした。そのためには、お金と体重という2つの問題をクリアする必要がありました。
☆目標…マラソンを早く走りたい! ◆問題…お金・体重
お金
マラソンも本格的にやろうと思うとそれなりに費用が掛かります。例えば、レースのエントリー費も大きい大会だと1万〜2万円、いいシューズを履きたいと思えば、軽く1万円オーバーです。家計に迷惑を掛けずにやろうとすると何か削るしかないという結論になり、泣く泣く酒代を削って捻出することにしました。
体重
マラソンを速く走るための必須条件です。身長175cmで体重73kg腹囲83cmと人間ドックでは、メタボ判定。体が重くてなかなか速く走れない状況が続いてました。最終的には、63kgまで落としたいと考えたので、最短距離でいくには、断酒とランニングの組み合わせ技しかないと考えたからです。
断酒のきっかけは、人それぞれだと思います。何か得たいものがあれば、何かを捨てなければならないトレードオフの関係なんですよね。
このあと実際にどんなことをして、断酒ができたのか紹介します。
僕が実践したこと
2018年元日に「断酒宣言」してから約2年ちょっと、実際にやったことをまとめてみました。それは以下の3点です。
・記録する
・置換えする
・距離を置く
それぞれを解説します。
記録する
日記やスマホなどに『記録する』です。ポイントは、記録することで自分がどれだけ飲んでいるのか可視化し、自分と向き合うことです。
僕の場合は、日記に飲酒量を記録しました。記録を始めて約2年の結果は下記のようになります。
まず1年目の2018年は、全く飲酒量を減らすことはできませんでしたが、日記への記録だけは継続できました。そして飲酒量の結果は、恐ろしいことに、この1年で350ml缶を1140本分も飲んでいたことが判明、これを少なくとも20年くらいは続けていたと思われます。
・2018年結果 ビール350ml缶 1,140本 休肝日 75日 発泡酒350ml缶‥140円とすると... 140円×1,140本=159,600円
2年目の2019年は、1年目の反省から減酒しようと思い、目標値をビール450本、休肝日150日に設定することにしました。3月ごろまで相変わらず前年並みのペースで飲酒してましたが、3月のある日を境にピタッと止まりました。それはネットで断酒について真剣に調べたことがきっかけでした。
その時、分かったことは後述しますが、置き換えと距離を置くという方法とアルコール依存症の恐ろしさでした。怖くなった僕は、それ以後、家飲みはゼロ、会社の宴会に数回参加しただけで、人が変わったように飲酒量が減っていきました。
それまでは、口だけで断酒?禁酒?するって言ってだけで、本当にちゃんと調べていなかったことに反省しました。自分事として向き合えたことが力になったように感じています。
・2019年結果 ビール350ml缶 216本 休肝日 305日
そして翌2020年は、お正月1月2日に発泡酒3本飲んだのが最後で、その後一切口にしてません。
・2020年結果 ビール350ml缶 3本 休肝日 365日
追い風だったのは、コロナ禍で外で飲む機会がなくなったのも後押しになりましたね。そして2023年現在でも3年以上断酒継続中です。
最初に日記に記録して飲酒量を把握できたことが、断酒の1歩目でその後に繋がったのだと思います。
置換えする
置き換えは、断酒の初期段階では、効果絶大なのでおすすめです。
炭酸水を飲む ノンアルコールビールを飲む 水やお茶を飲む
ちなみにビール派の僕は、炭酸水がはまりました。
炭酸ののどごしは、まさにビールを飲んでる感覚、お腹もふくれて完全に脳を騙すことに成功しました。炭酸水については、いろんな種類を試しましたが、「味」「のどごし」「コスト」の3点でサンガリアの伊賀の天然水強炭酸水 1000mlが一番よかったです。飲むタイミングは、飲みたくなった時と食事前が効果的です。僕の場合、約2、3ヶ月で炭酸水の力を借りなくても大丈夫になっていきました。
置き換えは、それぞれ好みがあると思いますのでいろいろ試してみて、自分に合う方法でやって頂いたらいいと思います。
アルコールから距離を置く
これがもっとも大事なポイントです。
ビールの自動販売機の前を通らない 買い物でアルコールコーナーを避ける 飲み会に参加しない
ウソみたいな話ですけど、ビールの自動販売機を見るだけで飲みたい衝動が抑えられなくなり、財布に手がいってました。スーパーやコンビニでも、アルコール飲料が見えたら駄目でしたね。とにかくアルコール飲料に近寄らないのが一番いいです。また飲み会に参加をしないのが懸命です。アルコールを我慢して参加するのは地獄ですので。不参加も続けば、そのうち誘われなくなります。
まとめ
断酒宣言から約2年、その後3年継続中の僕は、恐らくもう一生飲むことは無いような気がします。それは、断酒でのメリットの経済面、健康面、時間面が大きいのと、心身ともにすっきりしているのでこの状態を崩したくないという方が強いかも知れません。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。僕の個人的な体験談で、いろんな状況の方がいらっしゃるとは思いますが、参考になれば幸いです。最後にお酒を飲まなくても、幸せに楽しく生きれますよ。
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