こんにちは、アジョシランナーのカンです。
僕は2022年3月に念願のサブ3.5を達成しました。それまで自己流の練習法でここまで来れましたが、その先のサブ3を達成するためには、正直限界を感じていました。色んな本を読み漁り、ネット情報などもチェックしていましたが、なかなかしっくりくるものに出会えていない状況でした。
そんな時、偶然出会った1冊が岩本能史さん著【限界突破マラソン練習帳】です。ランニングを始めて味わったことのないワクワク感でした。そのとき、今シーズンはこれで行こうと決めました。
第1弾では、2022/8/29から10週間のトレーニングを経て、11/6開催の「大阪・淀川市民マラソン」でサブ315に挑みましたが、暑さと実力不足で3時間32分と撃沈。
第2弾では、レース後の11/10~5週間のトレーニングで12/11開催の「奈良マラソン2022」に挑み、サブ315には届きませんでしたが、アップダウンの激しいタフなコースで3時間24分と自己ベストを約3分更新できました。
そして今シーズンラスト第3弾では、2023/2/26開催の「大阪マラソン2023」に挑みます。トレーニングは、年末の2022/12/19からの10週間みっちりやってきました。さあ結果はどうなったでしょうか?今回は、レースのレポートとなりますので最後までお付き合いください。
「大阪マラソン」とは
今回出場の「大阪マラソン」は、関西最大の都市マラソンで定員は32,000人と国内では東京マラソンに次ぐ規模を誇ります。その人気の高さから、毎年の出場抽選倍率は4倍を超える高い倍率となっていますが、今回はコロナ禍の開催ということで定員割れとなり、無抽選での出走となりました。おそらく次回からは抽選になるでしょうからラッキーだったかも知れませんね。
コースは、2019年の第9回大会から新コースに変更となっていて、大阪城公園がフィニッシュ地点となり、従来の中央公会堂、御堂筋、京セラドーム大阪等に加え、造幣局やあべのハルカス、四天王寺、大阪ビジネスパークなど大阪の名所を巡るコースとなりました。なお、この新コースは、日本陸上競技連盟およびAIMS(国際マラソン・ディスタンスレース協会)の公認コースになり、トップランナーたちと一緒に走ることができます。
コースの難易度に関しては、ほぼフラットで30km付近の高低差20mのアップダウンがある程度で折り返しが5回ありますが、とても走りやすいコースで気候もいい時期なので、充分に記録を狙えると思います。
ポイントは、下記3点を押さえておきましょう。
・スタート直後の混雑でいかにうまくポジションできるか
・30km付近のアップダウンの攻略
・大声援で自分のペースを乱さなこと
レース当日
当日は下記のようなスケジュールです。
5:00 起床、熱めのシャワー
5:30 白湯、経口補水液、Lグルタミン
朝食(食パン、コーヒー、ヨーグルト、バナナ、りんご、もち、経口補水液、BCAAサプリ)
6:00 瞑想、足首テーピング
7:00 出発
7:30 大阪城到着、検温、経口補水液、もち
8:00 手荷物預ける
8:15 スタート地点へ、経口補水液、もち
8:45 スタートCブロックへ入場
経口補水液、ジェル、Lグルタミン
さすがに3万人規模の大会で人の数が違います。スタート地点に行くまでも大渋滞で20分くらい掛かってようやく到着しました。さらにトレイも大渋滞でぎりぎりスタートブロックに並ぶことができました。
レース戦略&補給食
レース戦略としましては、「限界突破マラソン練習帳」のラップ通り5kmを23分30秒で入り、10kmから23分のレースペースで、25km以降は22分30秒にペースアップするネガティブスプリットで行こうと思います。補給食もジェルとBCAAサプリを準備。以下表のようなタイミングで摂る予定です。給水は5kmごとに行きたいと思います。
ラップ | 通過タイム | 補給食 | |
スタート30分前 | ジェル・BCAA | ||
5km | 23’30” | ||
10km | 23’30” | 47’00” | |
15km | 23’00” | 1’10’00” | ジェル |
20km | 23’00” | 1’33’00” | BCAA・Lグルタミン |
25km | 23’00” | 1’56’00” | ジェル |
30km | 22’30” | 2’18’30” | BCAA・Lグルタミン |
35km | 22’30” | 2’41’00” | ジェル |
40km | 22’30” | 3’03’30” | BCAA・Lグルタミン |
42.195km | 9’53” | 3’13’23 |
結果は?
さて結果は!!な・な・なんと3時間15分28秒とあと28秒でサブ315を逃しました!くやしい~
残念ながらサブ315をクリアできませんでしたが、自己ベストを約9分更新と満足できる結果だったと思います。
それではレースを振り返ってみます。
天候は、晴れ、気温4℃、無風と気温ほど寒い感じもなく文句なしのコンディション。Cブロックだったので9:15スタート。ブロックの後ろの方からのスタートで3kmくらいまでは、大混雑でペースがつかめずポジション取りに苦労しました。最初の5kmは、24分14秒と予定より44秒遅れ、結果的には、ここの遅れがなかったら行けたかもって思ってしまいます。
5km過ぎにようやく混雑も緩和され、いつもスーツと革靴で外回りしている淀屋橋や御堂筋を疾走、やっと景色を見る余裕ができた。イライラから解放されたのか、遅れを取り戻そうとキロ4分30秒くらいにペースアップし、20kmまでオーバーぺース気味で攻めました。25km地点では50秒ほどの貯金ができてました。
難関の30km手前からのアップダウンは、難なくクリア。まさに峠走効果!登りでは、ゴボウ抜きで気持ちよかったです。その後35kmあたりでは、ちょっと疲れてペースダウン。それでもまだ余力は残っていたので、15kmビルドアップの最後5kmを思い出して気合いを入れ直しました。予定ではキロ4分30秒ペースだけど、思うように脚が動かず徐々に貯金を食いつぶしていきました。ついていけそうな人を探してなんとかキロ4分45秒くらいで食らいつきました。
40kmを3時間5分27秒で通過、残り2.195kmを9分33秒で走らないといけない状況。キロ4分30秒ペースでも間に合わない。このとき「無理かな」と一瞬弱気になってしまった。その後、気を取り直してスピードアップしました!無我夢中でゴールの大阪城へ向かい、ラスト1kmくらいではゴボウ抜きだった。そしてゲートが見えてからの直線も猛ダッシュしましたが、時すでに遅し、結局3時間15分28秒でゴール。結果に対しての悔しさはありましたが、この内容で走れたという達成感の方が上回っていたのでとても満足感でいっぱいでした。
目標ラップ | 目標通過タイム | 結果ラップ | 結果通過タイム | コメント | |
5km | 23’30” | 24’14” | 大混雑でイライラ | ||
10km | 23’30” | 47’00” | 22’47” | 47’01” | ペースアップで追いつく |
15km | 23’00” | 1’10’00” | 22’31” | 1’09’32” | ちょっとペース速い |
20km | 23’00” | 1’33’00” | 22’38” | 1’32’10” | 快調! |
25km | 23’00” | 1’56’00” | 23’00” | 1’55’10” | 気持ちいい! |
30km | 22’30” | 2’18’30” | 23’14” | 2’18’24” | まだまだ行ける! |
35km | 22’30” | 2’41’00” | 23’21” | 2’41’45” | 坂も問題なし |
40km | 22’30” | 3’03’30” | 23’42” | 3’05’27” | 沿道の声援で力もらう |
42.195km | 9’53” | 3’13’23 | 10’01” | 3’15’28” | 最後の力を振り絞る |
まとめ
今シーズンは「限界突破マラソン練習帳」のトレーニングで自分がどこまで成長できるか挑戦してきました。今回の大阪マラソンは、勝負レースとしてサブ315に挑みましたが、残念ながら28秒届きませんでした。悔しさはありますが、自己ベストを約9分更新と確実に成長を実感することができていて満足はしております。
今回のレースでの課題もよかったこともたくさんあったのでまとめてみました。
課題と対策
・25km以降ペースが上げれなかった
→前半のペースが速かったことが要因
・スタートのポジション取り
→もっと早めに並んで出来るだけ前方のいいポジションでスタートする
・40kmからの頑張り
→一瞬の弱気で最後のスパートをためらってしまった。
よかったこと
・最後まで大崩れせず走り切れた
→練習の成果が出せたと思います。レースプランに近いペースで走れたことが大きい。
・補給食を予定通り摂取できた
→ジェルは、スタート30分前、15,25,35kmできっちり摂れた。BCAAとLグルタミンはエイドで水とうまく飲めた。
・当日翌日の筋肉痛がほぼなかった
→いいフォームで走れているとこういうことになる。またLグルタミンの効果も大きいと思われます。
今シーズン(2022秋~2023春)の戦績
今シーズンは、「限界突破マラソン練習帳」のサブ315のメニューを中心にトレーニングしてレースに挑みました。まだ達成できてませんが、これだけ成長出来ることを証明できたと思います。
2022/11/6 大阪・淀川市民マラソン
3時間32分5秒
2022/12/10 奈良マラソン2022
3時間24分24秒 ☆自己ベスト更新
2023/2/26 大阪マラソン2023
3時間15分28秒 ☆自己ベスト更新
最後までお付き合いありがとうございます。今回は「大阪マラソン」の結果をレポートさせていただきました。結構きついトレーニングメニューですが、まじめに取り組めば必ず成長できますよ。だまされたと思って1度チャレンジしてみてはいかがでしょうか!
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